2010年4月アーカイブ
うちのパンダ君は、2009年5月から月に2回、齊藤宇開先生がやっている民間の自閉症療育サービス機関である「たすく」の鎌倉・雪の下教室に通っています。
先週にたすく教室に行ったときに、パンダ君の「2009年「機能的な目標」の療育成果」という5ページのレポートをもらってきました。通知表のようなものですね。
この通知表は、7項目がそれぞれ7段階の得点になっています。最高点は6点だけど、1点にも達しない場合があるので、結果的には7段階。正式には「自閉症教育の7つのキーポイントと目標」という、J☆sKep。
2009年5月に、J☆sKepアセスメントを実施し、そのときの評価は、0.8点。先週もらってきたレポート(通知表)によると、2010年2月で 1.4点だった。
たすくは、機能的な目標をリストアップしているところと、その評価尺度をもっていて測れるところが、いいね。だから、一年間の成果を測ることができる。
もうそろそろアセスメントするはずなので、そうしたらそれぞれの機能目標に対して正しい評価ができるんだろうけど、ま、日頃の療育もJ☆sKepに沿ってやっているので、評点はそんなにぶれていないと思う。
だいたい様子が分かってきて、測れることも分かっているので、次の挑戦は「スピードアップ」
パンダ君は、イトーヨーカドーが大好きです。イトーヨーカドーのカードで、要求します。そこには、おもちゃ売り場のトミカコーナー、スーパーでのお弁当売り場、そして最近はフードコートの「ポッポ」がお気に入り。週に3回くらいは行っていることになる。
週の半ばに、パンダママとイトーヨーカドーに行ったときに、パンダ君はポッポに行きたがったがママがそししたという出来事がありました。
今日の朝、パンダ君はイトーヨーカドーのカードで外出を要求。そこで今日は私が連れて行きました。最初に立ち寄ったのが、トミカコーナー。その次が、「ポッポ」。そこで、ラーメンとジャンボポテトを注文しました。
帰るかなと思いきや、パンダ君は強引にスーパーの方へ。おにぎりを3個買いました。そして、帰宅。
パンダ君、エコーイックで初めて「わ」と発語した。と、私は思っている。
我が家のお風呂プロジェクトでは、どの子も(長男も次男も三男も)、生まれたときから、お風呂から出るときには、肩まで湯船につかって数を一緒に数えています。
パンダ君の場合は、昨年のゴールデンウイークぐらいから「お風呂プロジェクト」を「お風呂deまねっこプロジェクト」にバージョンアップして、今日初めて「わ」と言った。かな?!
この一年の軌跡:
(1)指で10まで数える。(順番に指を出していくだけです)
(2)私が指の数を出して、同じ数を出させる。
(3)(2)と同じだけど、手は横に開いたり、バンザイしたりと、正面から外した。
(4)(2)と同じだけど、頭の上や、口の周りにした。
(5)手を口の周りに持って行って、私の口の形と同じ口の形をさせる。
(6)(5)と同じだけど、口の形を複雑に。(例:「あ」「い」「う」「え」「お」)
(7)(5)と同じだけど、舌を出すことを混ぜる。
このあたりで、私は発音しているのだけど、パンダ君は、全く発音する意志なし。
先週あたりに、
やめないでいるとパンダ君は怒り出して、なんか発声することに気がついた。
(8)無声で口の形を真似させる。有声で口の形を真似させる。
怒る直前まで(5~6回)、無声で真似させ、有声に切り替えて、パンダ君が何でもいいから発声したら、そこで褒めて上げて、お風呂から上げる。
ここで昨日は、パンダ君は怒って「わ~」と言って、レッスン修了。
今日は満を持して、1回目と2回目は無声で口の形を真似させて、3回目に私が「わ」と言ったら、パンダ君も「わ」と言った。恣意的であるが(「やらせ」といったほうがいいかもしれない)、初めて、エコーイックで発語をした。褒めて上げて、レッスン修了。はやっ!
ここまで来るのに約一年。ママとお風呂に入るときには、レッスンはしていない。
さて次回の「お風呂deまねっこプロジェクト」で、再び「わ」と発声できるかどうか、乞うご期待。
昨日、とあるシンポジウムに参加して、ある種のフラストレーションを抱えながら聞いていました。まあ、隠すこともないので、参加したシンポジウムは、「世界自閉症啓発デー2010・シンポジウム」です。内容は、とてもためになりました。
レベルが低いと感じたのは、議事進行の仕方。
シンポジウムの意味をネット辞書で引くと「一つの問題について,数人の人が意見を発表し,それについての聴衆の質問に答える形で行われる討論会。公開討論会。」と出ていた。
日頃から、日本のパネルディスカッションはレベルが低く面白くないと感じていた。
じゃあ、なにがレベルが高いか、私が何と比べているかというと、アメリカのベンチャービジネス系や新製品・新サービス系のカンファレンス。参加費は2日のカンファレスだと約20万円、3日のカンファレンスだと約30万円。それでも参加者は1000人クラスで、満員御礼でチケット売り切れたりする。
プロデューサが不在: 人気カンファレンスには、プロデューサがいる。そしてそのプロデューサは司会者として登場することが多い。全部の司会をするわけではないが、彼(または彼女)が要所要所に現れて、総合司会や、パネルディスカッションのモデレータとして登場する。だから、プロデューサのキャラクターによってカンファレンスの雰囲気はずいぶんと変わってくるし、腕の見せ所でもある。
日本の場合、企画者はいても、あんまりプロデュースしていない。プロデューサがいなくてもできるような内容しかしない。総合司会者も、プロデューサではない。彼(または彼女)は、単なる進行係か、プログラム読み上げ者に過ぎない。プロデューサのいない、カンファレンスやシンポジウムは迫力に欠ける。
台本ありき: 日本の場合、原稿を読む人が多い。そして質問内容も、原稿通り、おまけに結論とうか結語まであらかじめ現行化されていることが多い。別に原稿を用意することが悪いわけではない。原稿があってもいいんだけど、いかにも、原稿を読んでいますという、しゃべり方をする。質問内容まで、筋書き通り。どうせ、公開討論で、その場で結論のでない議論をしているので、無理にまとめる必要はないのに、差し障りのないまとめがあらかじめ用意されていたりする。
共通の基本認識の努力なし: ちゃんとしたカンファレンスやシンポジウムでは、会の始めに参加者に共通認識を持たせる活動がなにがしかある。専門的で数日間のカンファレンスでは、本カンファレンスの半日前に、初級者向け講座が用意されていたりする。あるいは、アナリストが統計や数値的データを使って、客観的な状況を短時間で説明するセッションがあったりする。
いろんな人が来るので、レベルをあわせる必要があるんだけど。下手な会議は、討論の質を下げて、レベルをあわせる。上手な会議は、序盤で参加者の基礎知識を底上げして、参加者がレベルの高い討論について行けるようにしている。
モデレータのレベルが低い: うまいモデレータは、自分の意見も言うし、パネリストの意見も引っ張り出すよね。そして臨機応変。「それ違うんじゃない」とか「それどういう意味ですか」とか聴衆にわかりにくい部分があったら、パネリストにすぐに突っ込む。パネリストのポジショントークなんて、一人1~2分である。そして、面白そうな、聴衆が聴きたそうな、パネリストが答えにくい、質問をしながら、討論を誘導していく。
モデレータのレベルが低いと、まずパネリストのポジショントークが長い。ポジショントークの時間を決めるのもモデレータの裁量のはず。そして、用意された質問が2周くらいして終わり。アナウンサーがモデレータしていたセッションもあったけど、しゃべりはさすがに流暢。でも、質問や構成は台本どおりだった。だから面白くない。ポジショントークの中で喋っていたことを、質問していたりした。その場で臨機応変に、台本を変更する力というか、台本変更する発想が無かったんだよね。それ以外の、会長や副会長クラスの人が務めるモデレータはひどいよね。しゃべりや裁きは誰だってできる内容。偉い肩書きの人がモデレータ席に座っていることに意義があるというモデレータ。
モデレータのレベルが低いから、ポジショントークにタイムキーパーがついて、「3分前」「1分前」「終了」のフリップを出す。なにより、会場からの意見を入れない。モデレータの一人が「今日は、会場からの質問は取らないので、、、」と、ぼそっと言っていた。どうして? 考えられる理由は、実行委員会が「事なかれ主義だから」。 過激な意見や中傷が会場から来てしまったときに、モデレータに力がないと、裁ききれず会場が混乱してしまう可能性がある。それよりも、シャンシャンのほうが日本的なんでしょうね。会場から意見を入れた方が、100倍面白くなるのに。
雰囲気からして違う いいカンファレンスでは、オープニングの前や休み時間には、音楽がついている。派手なカンファレンスでは、電飾もあったりする。パネルディスカッションは、ソファーに座って行い、椰子の木が隣にあったりする。徹子の部屋やバラエティー番組のような雰囲気で、一つのローテーブルを囲んでやっている。
日本のパネルディスカッションでは、壇上に長机を置いて、パネラーの前にパネラー名を大きく書いた紙をテープで張っている。壇上に広がって座るので、親近感がなく、堅苦しい。そして椅子は、パイプ椅子であることが多い。
もっと高いレベルは存在するし、日本のシンポジウムもレベルアップしてほしい。
私がプロデュースするだけでもシンポジウムは、もっともっと面白くなるでしょうね。
昨日は、会社の休暇を取って、「世界自閉症啓発デー2010・シンポジウム」に参加していました。
毎年4月2日は国連の定めた世界自閉症啓発デー、今年で3回目。
世界自閉症啓発デー2010・シンポジウム
日時:2010年4月2日(金)10時~16時30分
会場:国連大学ウ・タント国際会議場
<プログラム>
10:00~10:30 1)式典
10:40~12:10 2)鼎談「自閉症をテーマとした映像作成から」
13:15~16:20 3) シンポジウム「わたしたちの育ちを信じて!愛して!」
(1)「普段の暮らしで支援」
(2)「働く時に支援」
(3)「自閉症の報道について」
16:20~16:30 4) 「世界自閉症啓発デー2010・東京宣言」
世界自閉症啓発デーサイトでは、シンポジウムの様子の動画も公開されています。
私は結構前の席に座っていたので、式典に参加していた野田聖子議員を至近距離で見ました。
自閉症って、広がりが大きく、課題がいっぱいあるのは分かった。一つ一つあげると切りがないけど、一番感じたのは、「自閉症啓発」と言ったときの自閉症児って、「高機能自閉症からアスペルガー症候群」の方々を指していて、うちのパンダ君のように知的障害を伴い発語が無い子供向けには、まだまだ遠いなって。
ためになるシンポジウムではあったが、何かにつけて従来どおりって言う感じ。保護者としては、整理された情報が欲しい。
日本のニュースでは、オノ・ヨーコさんが自閉症啓発大使に任命されたという論調だけど、、、、
自閉症支援団体に多大な支援をしてきたオノ・ヨーコさんが啓発大使を引き受けてくれたというのが正しいんじゃないかな。
いずれにせよ、世界的に有名なオノヨーコさんが大使になるって、うれしいばかりです。
World Autism Awareness Day Reception (2010/3/31)
The exciting WHO announcement was followed by a special presentation. Yoko Ono Lennon accepted the designation as Autism Speaks' first Global Autism Ambassador, and was presented with a plaque by Suzanne and Bob Wright. Ono became involved in autism last year during World Autism Awareness Day. She unveiled an original piece of artwork entitled "Promise" that she created for the day and auctioned it off, raising thousands of dollars for Autism Speaks.
オノさん 自閉症啓発大使就任(NHKニュース 2010/4/1)
国連が定めた「世界・自閉症啓発デー」を前に、自閉症の研究などへの支援活動でも知られるアーティストのオノ・ヨーコさんが、国際的な支援団体から初めての啓発大使に任命されました。オノさんは今後、創作活動を通じて自閉症への理解を広く世界に呼びかけていくということです。
オノ・ヨーコさん、大使に任命 NYで自閉症の支援団体(共同通信 2010/4/1)
【ニューヨーク共同】国連が設けた4月2日の「世界自閉症啓発デー」に合わせ、故ジョン・レノンさんの妻で芸術家のオノ・ヨーコさん(77)を初代の啓発大使に任命する式典が3月31日、ニューヨークで行われた。
式典であいさつするオノ・ヨーコさんの写真は、権利関係でこのブログには貼れないので、代わりに、オノ・ヨーコさんの本の宣伝を貼っておきます。
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