自閉症教育のキーポイント JsKep

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注)このエントリーは、2010年頃に私がJ☆sKepの内容を転記したエントリーです。ブログ引っ越しでページが飛んでしまったので、コピーを置いておきます。

自閉症教育のキーポイント
自閉症教育の7つのキーポイン卜と目標」は、国立特殊教育総合研究所(現 国立特別支援教育総合研究所)が、平成18年頃(2006年頃)に提案した、自閉症児個々人の実態把握のための評価表と到達目標を兼ねた表である。

「自閉症教育の7つのキーポイン卜と目標」は、後に、「J☆sKep」 (Japanese Seven Key Pointの略:ジェースケップと読む)と呼ばれるようになった。Jskepと書くときもある。
現在、J☆sKepは自閉症家庭療育支援サービスを行っているNPO法人たすく(株)がその普及に努力している。

Jskepとは、自閉症児用の能力評点および目標である。
J☆sKepとは、自閉症児用の能力評点および目標である。

国立特別支援教育総合研究所 (http://www.nise.go.jp/)
たすく株式会社 (http://tasuc.com/)

自閉症療育の7つのキーポイントと目標
自ら学習する態勢になる力
<学習態勢>

  • 一人で、食事の時などに、椅子に座ることができる。 (s.1)
  • 起立や着席を一人で行ったり、大人と一緒に歩調を合わせて歩いたりすることができる。 (s.2)
  • 背後、横、正面等からのガイドを受け入れることができる。 (s.2)
  • 姿勢を一定にして、10秒以上、机上の課題に取り組むことができる。 (s.3)
  • 大人と机上で向き合って、やりとりしながら課題を成し遂げるととができる。 (s.3)
  • 最良の態勢になるように、自ら作業(学習)しやすい環境を作ったり、改善したりすることができる。 (s.5)

自ら指示に応じる,指示を理解できる力
<指示理解>

  • 手招きや「こっちにおいで」など、人の働きかけ(指示)に応じることができる。 (s.1)
  • 今の行動を修正し、「~して」や「もう一度して」に応じることができる。 (s.2)
  • 指示に応じて(その場で)、10秒以上、待つことができる。 (s.3)
  • 絵や写真、文字などで書かれている内容(指示書)にそって、課題を達成することができる。 (s.4)
  • 一度、感情が乱れた後でも立ち直り、大人の指示に応じることができる。 (s.4)
  • 必要に応じて、指示した人の意図を察した行動を取ることができる。 (s.5)

自ら自己を管理する、調整する力
<セルフマネージメント>

  • 着替えなどの簡単な日常生活動作が一人でできる。(s.2)
  • 5分以上、座ったり、横になったりして休むことができる。 (s.3)
  • 提示された計画にそって、行動することができる。 (s. 3)
  • 選択肢から自分のしたいことを選び、そのとおりに行動することができる。 (s.4)
  • 自分に適した計画を創り、それに基づいて行動することができる。 (s.5)
  • 自分の役割や課題を理解し、さらに他者に配慮したり協議したりして計画を創り、最後まで取り組むことができる。 (s.6)

自ら楽しいことや嬉しいことを期待して活動に向かう力
<強化システムの理解>

  • 好きなものや、好きな活動が2つ以上ある。 (s.1)
  • 好きなものや、好きな活動を複数の選択肢から選ぶことができる。 (s. 2)
  • 好きなものや、好きな活動をしてもらうことを期待して、課題を最後まで終わらせることができる。 (s.3)
  • 大人や仲間から言語等で賞賛されることを期待して、課題を最後まで終わらせることができる。 (s.4)
  • 課題を成し遂げる(完成させる)ことだけを期待して、最後まで終わらせることができる。 (s.5)
  • 困難な課題でも、一回のお手伝いで10円もらって、12回貯めてから缶ジュースを買うなど、一日以上の先を見通した期待感をもって課題に取り組むことができる。 (s.6)

自ら何かをつたえようとする意欲と個に応じた形態を用いて表出する力
<表出性のコミュニケーション>

  • どうしても欲しいものがある時など、どんな形であれ、人に何かを伝えようとするととができる。 (s.1)
  • 動作(指さしや大人の手を引くなど)を使って、意思を伝えることができる。 (s.2)
  • 代替手段(絵カードやVOCA)を利用して、自分の意思を伝えることができる。 (s.3)
  • 自分の伝えたいことを、一日20回以上、伝えることができる。 (s.3)
  • 困った時に、他人に対して、援助を受けたいと伝えることができる。 (s.4)
  • 代名詞や属性(好みの色や、希望する量など)を入れた三語文以上の要求をすることができる。 (s.4)
  • 「何がほしいの?」の問いかけに応じて、ほしいものを伝えることができる。 (s.5)
  • 「何をしているの?」や「何が見える?」などの質問に応じることができる。 (s.6)

自ら模倣して、気づいたり学んだりするカ
<模倣>

  • 身近な人(保謹者や兄弟、クラスメートなど)、同じような動作をすることがある。 (s.1)
  • 鉛箪を持ったり、.ジャンプしたりする動作などを、模倣しようとすることができる。 (s.2)
  • モデルの人がする一つの動作を、正確に行うことができる。 (s.3)
  • モデルの人がする連続した動作を、同時に行うことができる。 (s.4)
  • 示されたモデルを参考にして、同じ動作をする(反復する)ことができる。 (s.5)
  • 必要に応じたモデルを選択し、模倣する(参考にする)ことで、課題を解決することができる。 (s.6)

自ら課題解決のために注視すべき刺激に注目できる力
<注視物の選択>

  • 自分の好きなおもちゃやお菓子、テレビ番組を、注視したり、注目したりすることができる。 (s.1)
  • 指示俸や指さしで注目を促された刺激を、注視したり、注目したりすることができる。 (s.2)
  • 少し離れた大人の手元や、机上に示された刺激を、注視したり、注目したりすることができる。 (s.3)
  • 二つの刺激のうち、属性(色や形、大きさ、数など)の違いに注目して選ぶことができる。 (s.3)
  • 二つ以上の刺激から、わずかな属性の違いに注目して、仕分けなどを素早く行うことができる。 (s.4)
  • 刺激の一部(部品)を見て、全体をイメージして組み立てることができる。 (s.6)

***
主体性(人や活動に対して注目したり、働きかけようとしたいりする意欲)
行動管理
<学習態勢>
<指示に応じる>
<セルフマネージメント>
<強化システムの理解>

コミュニケーション
<表出性コミュニケーションの習得>

模倣
<模倣できる>

認知
<注視物の選択>

***
jskep2006.png
出所) 「自閉症教育実践マスターブック」国立特別支援教育総合研究所 編

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