オキシトシン、自閉症の臨床試験を金沢大学東京大学らが開始

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10月10日のNHKサイトにそういうニュースが出ていた。
期待もあるが、懐疑も大きいんだよな。
自閉症の大規模臨床試験 来月から実施へ(2014年10月10日 4時51分:NHK NEWS Web)

他人の気持ちを理解することが困難な自閉症の患者に「オキシトシン」と呼ばれるホルモンを投与し、コミュニケーション能力の改善を目指す大規模な臨床試験を金沢大学や東京大学などのグループが、来月から始めることになりました。研究グループは、効果が確認されれば、薬としての承認を目指す「治験」を行う予定で、自閉症の初めての治療薬になる可能性があると期待されます。
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(その中)
「自閉症の患者120人を2つのグループに分け、一方のグループには、「オキシトシン」と呼ばれるホルモンを鼻からスプレーで投与し、もう一方のグループには、偽薬を投与します。」
実験結果が正しく得られるのかが疑問。ストレートに言うと、正しい実験結果を得るためには、綿密な実験計画と準備が必要なはず。
通常の薬の臨床試験とは訳が違う。どこが違うか?
効果測定が、客観的なのと主観的なのの違い。
通常の薬の投与ならば、血液検査するとか血圧がどうとかで、結果は数値ででる。自閉症の改善って、いわゆる自閉症特有の行動がどう変わったということになり、かんしゃくしなくなった、暴れなくなった、自発的会話が増えた、等、ということが効果になると思うんだけど。1回2回と数値で表すことも出来るけどさ。
その記録を取るのは誰? 測定器があるわけじゃないので、お母さんが効果を測定するんだよね?! 投薬前の状態(いわゆるベース状態)を記録しておかないと、改善効果は分からない。ABABするのかな?
グループを2つに分けて比較するんだけど、ある被験者がグループ1(すなわちオキシトシンが与えられるグループ)とグループ2(偽薬が投与されるグループ)となる。スプレー式の容器は外観で、グループ1と2が区別できないようにされているのか?
被験者ががグループ1かグループ2かが、分かってしまうと、記録に恣意性が入ってしまうと思うわけです。
・薬を渡す医師
・薬を渡された保護者
・薬を投薬される本人(被験者)
・保護者の申告した(書いた、または、話した)内容を記録する、記録者
すべての関係者に、グループ1か2かを非公開にすることが求められます。
また、ABABテストをするならば、上記の4者にたいして、A期間なのかB期間なのかを非公開にすることが求められます。
そんな環境下で実験した記録のデータがあって初めて、オキシトシンの優位性が議論できます。
そんな環境が実現できなかったら、データの信憑性は無くなります。
結構大変な実験です。
だから、綿密に行われること期待しています。

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