DropTalk(ドロップトーク):パンダパパの自閉症児向けアプリ辛口評価

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特別支援学校のICTアプリでは、今や定番となっている
DropTalk (ドロップトーク)
が4年ぶりにアップデートされました。
ドロップトークの初回リリースは2010年05月24日で、アップデートはバグフィックスやマイナーチェンジのみで2010年11月5日が最後でした。2015年1月23日の価格は、1,300円。
4年ぶりのメジャーアップデートは、2015年1月24日のver 2.1 で価格は倍の2,500円へ。(今ままでこのアプリを持っていた人は、アップデートは無料です)

iPad専用のDropTalk HD は、一足先の2014年5月にアップデートされていますので、基本的にはiPhone版のDropTalkもそれに追随した位置づけですね。
特徴的な拡張点は、
1)キャンバスが複数セット持てます。
2)キャンバスのタイプに手順書系が加わりました。
3)キャンバス上の絵カード配置編集が少し楽になった。

特別支援学校で朝の会/帰りの会でつかう、アプリとしてはどんどん洗練されてきました。もともと、特別支援学校の先生が企画しているアプリなので、その性格は強いです。前のバージョンの時代から、朝の会での手順の項目数を10個程度は扱えて、一列で表示したいという要望は、先生方の間で強かったようです。
そのために、手順書系のキャンバスタイプ(開発者はスケジュールタイプと呼んでます)が導入されたのでしょう。
他のアプリでいうと、「はなまる」「たすくステップ」が手順書系にあたります。この3つのなかでは、DropTalkがもっとも使いやすいと断言します。
一方で当初からあった VOCAの中の文章機能は、影が薄く中途半端になってきています。PECSでお馴染みの「絵カードブック」のようにDropTalkを使うことはできません。作った文章の表示は小さい、文章の並べ替えは尻尾からしかできない、操作ボタンがよく分からないなど、物理的な絵カードと操作性の差が大きすぎます。

キャンバスのタイプが増え、複数セット持てることにより、アプリ起動から実使用までに分かれ道および操作回数が増えました。しかし、この弊害はほとんどなさそうです。使ってみて、違和感はなかった。
キャンパス上の絵カード編集の入り口が変更になりました。ここあたりにDropTalkの思想が伺えます。使用する画面と編集する画面を一緒にしたんですね。これまでは、入り口が全く別でした。支援者・学校の先生としては、使用と編集が近い方が、編集は楽です。編集が楽だから仕様を変更したのではなく、キャンバスを複数持たせたので技術的にそうせざるを得なかったのでしょう。編集をしない人、すなわち子供にとっては、目障りな存在だったり、誤操作してキャンバスを壊してしまうような仕様になっています。

VOCAの中の文章機能の方は、アプリとしての仕上げがとても雑ですね。例をあげると、キャンパスの名称を変更することが出来ません(スケジュールタイプのキャンパスは、名称変更できます)。画面下部のタブバーの表示と、文章ラインが被る場合があります。複数ページのインジゲータ(・・)と一番下の絵カードの下部も被ってます。
機能を増やしていくと、主流ではない機能は見捨てられていくっていうのが、世の常です。だから、DropTalkは手順書系を中心にしていけばいいと思うんですよね。
特別支援向けICTアプリで、先頭を走っているDropTalkには、
・iPhone/iPadの機種変をした時に、データを楽に引き継ぎたい。
・一台の端末でセットしたキャンバスを他の端末でも使いたい。
という2つの課題の解決を期待しています。

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