「自閉症 「からだ」と「せかい」をつなぐ新しい理解と療育」を読んだ

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「一般化障害仮説」が何かをワクワクしながら、読みました。実は私、「自閉症」の説明本をちゃんと読むのは初めてでした。いままでは、難しいかつまらなくて、数十ページ読んだら挫折。
筆頭著者藤居さんの「一般化障害仮説」って、硬く言うと学説ということになりますが、まあ一つの体系化、と考えるのがストレートですね。
この本では、自閉症のメカニズムを、人工知能で用いられているモデル化になぞらえて、仮説として解説しています。私、大学で情報工学を学び、人工知能研究をしていた人や、会社の同僚もいたので、この部分でわくわく、うなずきながら読んで行ったのです。本書で用いられているコネクショニスト・モデルは、ニューラルネットとも言われます。昔、同僚から、文字認識ニューラルネットで過学習が起こるとどんな文字を認識するかを見せられました。それ自体面白かったのを覚えています。

自閉症
「からだ」と「せかい」をつなぐ新しい理解と療育
著者:藤居学 /神谷栄治
著者のブログでの紹介はこちら
この本を読んだら、いままで聞いたり見たりしていた自閉症の専門用語や療育法がよりよく理解できるようになったし、うちの子供の症状が結構、納得できてしまうのです。「一般化障害仮説」も諸説の一つなんでしょうけど、その仮説で、広い範囲が説明できるし、従来の療育法の体系化もできてしまっています。
ティーチとかABAとか絵カードといった、療育法を理解しやすくなりました。私は今まで、名前と療法が一致していなかった。 そしてこの本を読んだら、ティーチ本、ABA本が読みたくなったのです。

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