自閉症向け 絵カードアプリ「絵カード/C」も曲がり角?

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昨日、特別支援学校の先生から「絵カード/C」アプリへ機能追加のリクエストをもらいました。
パンダ君の通っている養護学校の先生ではありません。他県のユーザです。
障害者向けアプリの環境問題が、もろに出ています。
「絵カード/C」は私が個人で開発したiPhone用アプリで、初回リリースが 2011年6月1日、直近のアップデートが2011年12月8日です。
障害者向けアプリの課題:
・利用者は少ないので、アプリは数が出ません。
・事情に詳しくない人が開発すると、アプリは使い物になりません。
パターン1:名の有るメーカーが技術を前面に出して作る。
これは典型的な失敗パターン。障がいのことを表面的にしかとらえていないことが多く、そもそもアプリが使い物にならない。リリース直後は少しは宣伝する。大金を出して買ってくれる人がいないことがわかる。そしていつの間にかプロジェクトは障がい者を向かなくなる。
パターン2:障害支援者とIT中小が共同で開発する。
これが普通。障害支援者がアプリの機能を企画し、IT中小がアプリに実装する。企画側の実装したい機能と、開発側の開発費のせめぎ合いがあります。要するに、機能を限定して金額を押さえる必要があるんです。問題は、リリース後の機能アップに費やす開発費が考慮されていないこと。そんなに数が出るアプリじゃないので、機能アップ開発するお金なんて出てこない。
パターン3:障害支援者個人にITスキルがあり個人開発する。
これが私のパターン。そういえば、iPhoneアプリ開発スクールに2年前に通った。趣味も兼ねてたりするし、身近に障害者がいるし、自分の作りたい物を自分で納得のいくまで作る。特徴的で良い物が出てくる場合がある。リリース後のアップデートが丁寧にされる。ただし、不具合への対応は遅いか、そもそも対応が無い場合も有る。最も大きなリスクは、突然のサポート打ち切り。アプリより、自分の家庭のことが優先されます。
なんだかんだで、私は最近、絵カード/Cに時間を割いていません。
時々、機能アップの依頼がくる。
時々、動かないと問い合わせがくる。
殆ど宣伝していませんが、ちょろちょろと売れています。
アプリの、ソースコードを公開するとか、だれかに受け取ってもらうとかも、頭をよぎってます。

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