私が夏休みなので、今日はパンダ君が月に2回通っている、運動教室でのレッスンに同行してみました。
行き先は、鎌倉を拠点とした自閉症児療育サービスのたくすが運営する、よこはまセンター南教室。
レッスンの時間は60分。
パンダ君は2年ほど前から、運動のレッスンに通っているんだけど、この教室で実際にパンダ君が何やっているかを私が見たのは今回が初です。
最初は、今日のメニューをママと一緒に確認します。
やっていたメニューはこんな感じです。
流れは、フィットネスセンターでの普通の運動のような感じです。
でもですねぇ、自閉症児って外から見えるのと実際とは全然違うんですよね。何もしないと運動の機会がありません。通常の生活でも、運動機能や筋肉を偏った使い方をしているので、見過ごして手をうたないでおくと、生活スキルに必要な体力が付いていかず生活スキルの習得にも支障が出てきます。
なんとなく、メニューをやらせるのは簡単なんですが、普通の人がやるようにチャンとやらせるには、療育技術が必要ですね。技術を持った指導者と云う意味です。今日は、スタッフが3人いました。
体を動かすときに、膝に手を置かせるための工夫です。工夫じゃないですね、ちゃんと確立している視覚支援ですね。手の形をしたスエードを膝に置いて、行動の持続を促します。
最後は、今日のメニューの出来具合の確認です。自分でシールを張っていきます。
養護学校の運動の時間とは大違いでした。養護学校では、先生は子どもが身体を動かすことに何となく主眼を置いて、号令を掛けています。体力作りを目標にしているようですが、それ以上の詳細化はない。
身体の部位ごとの体力つくりが必要なことを再認識しました。
養護学校が夏休みのうちに、担任の先生をこの教室の見学に送り込もうと画策し始めました。