パンダ君は昨年から「てんかん」が出ています。プールはとても楽しみな活動の一つでもあります。
鎌倉の「たすく」にアドバイスをもらいながら、養護学校でのプール時について担任の先生と相談してきました。
ところで、麻生養護学校には立派な温水プールがあります。
プールサイドは、少し柔らかい素材が使われています。排水溝の蓋は金属ではなくプラスチック製。足を滑らせて転んで頭を打った時に衝撃が少しでも少ないようになっているんだと思います。
浅いプールだなーと思いきや!
なんと、水深を変えることができます。
写真の水深は、0.6メートル。
水深のコントローラがあり、
0.0メートルから1.2メートルを選ぶことができます。
話を戻すと。
てんかん発作がでても、それだけなら、しばらく安静にしておけばよいのですが、その時たまたま水の中であったりすると、命に関わります。そこで、学校と打ち合わせをしてきました。
お相手は、担任の先生二人、学年リーダの先生、体育課の先生。
指導体制を教えていただいたところ、
知的部門の中学二年生と三年生は合同でプールの時間が有る。
今年度の生徒数は約40名、先生は19名、特別配慮の必要な生徒は6名。
特別配慮の必要な生徒が水に入る時は、一対一指導する。
生徒約40名は、水に入る能力に応じて、4班に分けて指導する。
スケジュールは、
・ A班D班入水、B班C班待機 (10分)
・ B班C班入水、A班D班待機 (10分)
・ 全体休憩 (5分)
・ A班D班入水、B班C班待機 (10分)
・ B班C班入水、A班D班待機 (10分)
とのこと。
全体スケジュールの掲示はしていない。が、生徒個別に視覚支援ツールを用意する担任もいる。
毎回一人二人は当日プールに入らない生徒が出るので、その生徒は教室で別活動となり、先生が誰かつく。
6月〜9月の毎週火曜日、13:00〜14:40がプールの時間で、着替えも込み。
「たすく」からは、
・ 目を離すな
・ プール授業で何するかわかるように、視覚支援するように。
・ 一度プールから上がってプールサイドで待つのはとてもエネルギーを消耗するので、一旦上がったら、活動は終わりにして着替えさせて教室に戻すように。
とアドバイスされていました。
ということで、学校には、学校の計画どうりの指導内容で、パンダ君には一対一指導をしてください。入水は一度だけで上がったら、着替えさせて教室に戻してください。とお願いしてきました。
あとは先生方と雑談。
事前情報で以前には、特別配慮の必要な生徒には赤い水泳帽を被せ、赤い帽子の数を監視するだけの先生をプールサイドに配置していたということを、言って見た所。
体育の先生曰く: 以前に私もゼッケンの色を変えることを会議で言ってみたのですが、「人権配慮の観点から、そのようなことはできない」と他の先生に言われたことがありました。
本末転倒と思いながらも、今回はさらっとスルー。
ということで、来月からプールが始まります。